CT検査

CT検査

CT CT

 東京医療センター-CTセンターでは、獣医師とご家族の皆様が異常(病気)を同じレベルで理解できるよう最新鋭のマルチスライスCTと3-D画像構築ワークステーションを導入しています。
 この装置は、従来のCTに比べ撮影時間が大幅に短縮され、放射線による被爆量を低減できるため、安心して検査をお受けいただけます。しかも、より精密で高画質・広範囲な撮影が可能となり、立体画像用ワークステーションとの連携により、誰でもが容易に理解できる立体画像として見ることができるので、臓器をあらゆる方向や角度、また小さな部位の細かいところまでハッキリと手に取るように見ることができます。
 CT検査でわかる異常は多岐にわたり、水頭症・脳腫瘍・交通事故による頭部外傷など頭の病気から椎間板ヘルニア、胸部疾患および腹部疾患、腫瘍の早期発見に至るまで、今までのX線写真では発見不能な病気の診断に効果を発揮します。 また、単純法と造影法があり、単純法は造影剤を使わないで検査する方法です。造影法とは、造影剤という薬剤を静脈から注射することでより詳しく情報が得られる検査方法です。
 実際の検査は、最新のガス麻酔器・人工呼吸装置および各種モニター装置に熟練した獣医師と看護士の管理下で、安全かつ確実な全身麻酔下での撮影となります。尚、全身麻酔の安全性と確実性を客観的に証明する実績は年間約1200例に達しています。
 なお当院のCTセンターは、24時間365日撮影可能な画像診断施設として他の病院の先生方にも広くご利用いただいております。

CTでみる動物の病気

レントゲン検査との比較

レントゲン

 CT検査はレントゲン検査と比較して、10倍の診断精度を持っています。具体的にどれくらい診断精度が異なるかを、転移性肺がんを例に見てみましょう。
 左の写真が胸のレントゲン像、真中が同じ子の胸(肺)のCT解析像、右は正常な肺のCT解析像です。
 結果は、実際のレントゲン写真からは想像できない程の転移性肺がんの進行(様々な大きさのしこり)が、CT検査によって診断されました。

1.水頭症2.椎間板ヘルニア
3.骨折・脱臼4.腹部腫瘤

CTをご利用いただく動物病院の皆様へ

 当CTセンターは、24時間365日撮影可能な画像診断施設として、皆様の診断サポートを行っております。
 ご予約を頂く際に既往歴・現病歴・主訴などの動物に関するカルテ情報および麻酔管理を行う上で必要な血液検査データのコピーをご用意下さい。また撮影部位の指定がある場合、事前にお知らせください。
なお、血液検査データ・撮影部位指定のない場合は、当方で必要な検査を行ってからの撮影となりますので、予めご了承下さい。
 全身麻酔下で行う組織生検(脳脊髄液採取・内視鏡検査・歯科処置など)も承っております。また、同一麻酔下で直ちに外科手術が必要な症例は、その旨ご用命下さい。
 (詳細は当施設までお問い合わせ下さい。完全予約制 Tel:03-5420-0012)


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